• 社長ブログ

足立区にて耐震性・断熱性を向上させる大規模リフォーム工事を行います

この度、大規模リフォーム工事を開始いたします。今回リフォームする建物は築40年以上の建物です。内容としましては、まずは耐震性を向上させること。〈地震に対する安全の確保)

そして断熱性の確保。現況は屋根、床無断熱の状態。壁の断熱もスカスカです。これでは、冷暖房を切ると、室内温度が、外気温と同じになってしまいます。お風呂の栓を外してお湯を入れているような、エネルギー垂れ流しの状態です。健康面でもヒートショックや高血圧などのリスクが大きくなります。

耐震診断の結果、評点が0.03と地震による倒壊の可能性が高いという判定になってしまったので、評点を1.5以上に上げる計画にしました。

現状
補強前

補強計画

補強計画の評点は、1.8となり現行の耐震基準レベルより余力のある計画とします。

耐震診断の過程でわかったことは、地震に耐えるための壁の量が圧倒的に少ないということでした。

これは、外周部に耐力壁をバランス良く設けることで対応します。その他、柱頭柱脚に金物を設置、屋根・外壁をガルバリウムに交換し軽量化、基礎の補強などなどやらなければいけないことは盛りだくさんです。

建物自体傾きがあるので、ジャッキアップして傾きの修正を行う必要もあります。

工事前の写真、ノスタルジックな雰囲気に思わずシャッターを切りました。

洋室ビフォー

キッチンビフォー

玄関ビフォー

洗面室ビフォー

私自身の実家を建て替える前と同じ雰囲気に懐かしい記憶が蘇ります。思い出を残しつつ機能を再生させるとてもやりがいのある仕事です。

ありがとうございます。